雪男くんに関するある方の素晴らしい考察を読みました。全てに激しく同意です。雪男は燐のことが嫌いだと思います。というか、嫌いなんだけど好きなんだけど嫌いってかんじで見事に愛憎入り乱れてます。雪男にとって燐は憧れの存在であり、守る対象であり、大切な兄弟であり、同時にどうしても気に障る存在でもある。
そのことが一番表れてるのが15話で燐がバッティング練習(違う)してるとこですよね。「僕はこんなに兄さんのことを守ろうと、父さんとの約束を果たそうと必死なのになんでみんな邪魔をするんだ。当の兄さんでさえ今の状況を全然わかってない。なんでそんなに無神経でいられるんだ、殺されてしまうかもしれないのに!?」っていう怒りの声が聞こえてきそうです。自分だけがやきもきして、自分が守ろうとしてる本人はヘラヘラしてて、これで怒るなっていうほうが無理。
燐が大変な状況にあるのは燐のせいじゃないってことはわかってる。そんな燐を守りたいという気持ちも本当だと思う。だから燐が一緒に「なんかすげー大変なことになっちまったな」って少し悩んでくれるだけで雪男は充分なはずです。二人で周りに振り回されてる実感があればいい。
でも燐は全然雪男のこと見てくれなないまま、どんどんひとりで先に進んでいってしまいますよね。雪男くんはそれが眩しくて悔しくて妬ましくて寂しいんじゃないかなあ。
こんなふうに雪男目線で青エク読むのは楽しいです。燐にイライラッ☆です。燐の可愛い&かっこいいところはあの脳天気でアホでバカで素直で屈託がなく、とにかく前を見ているところだと思うんですけど、でもやっぱまだただのアホなんですよね。獅郎やシュラみたいなかっちょいいアホじゃないわけですよ。周りの人のことを全然考えてない。(ただ、それが可愛いところでもある。たとえば出雲のツンとデレにいちいち素直に反応しちゃうところとかめっちゃくちゃ可愛いじゃないですか。愛らしすぎますよあの2人。)
そんな燐くんなので、雪男からしたらもう溜息つくしかないほど呆れ返っちゃう時もたくさんあるわけですよね。
ただ、わたしが雪男に対して言ってあげたいのは、燐が単純バカであることを理由にして彼にいろいろなことを話さないというのは間違ってるんじゃないか、ということです。
雪男は燐と話をしてなさすぎです。兄さんに言ったって仕方が無いと思っているのか、まだ燐には伝えられない事情があるのか、はたまた単なるストーリー上の都合なのかどうかはわかりませんが。
もし一番最初の理由で話していないのだとしたら、今の雪男くんの状況は若干自業自得なところがあります。二番目の理由だとしても、秘密にしなければならないこと以外は話していいはずです。祓魔師の試験に受かることがどれだけ大変なのか、教え諭してやってもいいんじゃないか? そうやって遠まわしにちょっとくらい一緒に悩んでくれって頼んだっていいじゃないか。
とも思うんですけど、雪男くんがそうやって燐を頼れない理由もちょっとわかります。というのも、獅郎は自分より燐のことを愛していたと雪男くんは思っているはずだからです。これは完全に自分の想像だけどきっとそうです。
雪男は祓魔師としてより早く大人にならなきゃいけなかったし、その過程で獅郎は雪男に辛くあたることもあったでしょう。そんなことのあった日に、燐が曇りのない子どもらしい笑顔で獅郎とふざけ合っているところ目撃してしまったら、雪男はどう思うだろう? なんか・・・寂しいですよね、きっと。でも自分にはやんなきゃいけないことがあるから甘えてられない。目をつむってやり過ごして勉強して訓練して前に進んでくしかなかったんじゃないかな~。
そうやって自分の欲しいものを我慢して今までやってきたからこそ、自分の今の立場や目指してきたものをどうしても譲れないんだろうなと思う。
(原作だと獅郎は燐のストッパーとして雪男を祓魔師にした、ってかんじの描写しかなされてないですよね。ただ自分としては、獅郎は悪魔にビクビクしながら過ごすしかなかった雪男に自信をつけさせるために祓魔師になることをすすめた、っていう面もあったんじゃないかな~って思ってます。これも単なる想像。)
雪男が燐を憎んでるって言ったら言い過ぎかもしれませんが、そういう部分も確かにあると思います。複雑なのは、その感情が憎しみだけでできてないってとこです。それだけじゃなくて、憧れとか、好きとか、そういうのが全部どろっどろに溶け合ってて、んで今はどっちかってと嫌いに傾いてるような、そういう状況です。
今後の本編の展開としては、この歪みにつけこまれて悪魔落ちしてしまうんじゃないだろうか、ということが一番の楽しみいや萌えどころ違ったクライマックスげふげふん、心配事ですよね。
個人的にはギリギリまでいくけど悪魔落ちは免れるんじゃないかという予想です。
燐に関する感情が理由で悪魔落ちしてしまうなら、それを救うのも燐のはずですよ。
きっとそのシーンにものすごい兄弟萌えが待ち受けてるに違いないんだ。今から正座待機してます。
雪男くんが自分が祓魔師になったほんとうの理由を燐に話すことができて、そして獅郎から与えられた燐を守るという使命が真実に自らの使命になる日が、いつか来ることを心から願ってます。
追記
ここまで書いたことは全部、なんで雪シュラなのかっていうことにもかなりつながります。燐や獅郎のことを共有できて、そして雪男くんの悩みを聞いてくれるのはシュラたんだけなので。それが多少イラつく方法であってもね。そんなシュラたんの気遣いに素直に感謝できる雪男くんに惚れました。
ところで彼はシュラたんのおっぱいは見慣れてるんでしょうか。あのシーンはもうちょっとうろたえても良かったと思いますが。でもシュラのことだからなあ・・・風呂上りとかマッパっぽいからなあ・・・そのままうろうろしてそうだしなあ・・・
追記2
正十字騎士団の人たちの中で、雪男だけが燐に炎を使わせたくないんですよね。それはやっぱ理性プッツン状態の燐が好きじゃない、というか、理性プッツン状態になったあといつも兄さんが辛そうにしてるのがイヤだからなんじゃないかな~と。
上の方でさんざん雪男は燐のことが嫌いって書いたけど、彼は同時に燐の優しさもよく知ってますよね。優しくて憧れの自慢の兄さんなのに、その力のせいでみんなの輪に入ることを自ら拒否してる、そういう燐を見るのが辛かった思い出があるから、できるだけ悪魔の力を使ってほしくないんじゃなかろうか。
炎の力に飲み込まれて、兄さんが兄さんじゃなくなったらどうしよう、みたいな・・・?
結局のところはシュラたんが炎を制御するための修行を始めさせるわけですよね。雪男はそれに対して反論はしてない。
わたしもシュラたんに賛成です。悪魔の力と人間の力、どっちも自分の意志で使えるようにならないと、燐はかっちょいいアホにはなれないと思うので。
ただですね、シュラとしては「こいつが炎の力に負けちまうようならそれまでだ」っていう考えもありそうだな~と感じるんですよね。獅郎がどういう考えだったかはわかりません。メフィストは「どっちに転ぼうと楽しいからいいや~☆」ってとこでしょう。
雪男だけが絶対に兄としての燐を失いたくない。そう思ってるから彼は燐に炎の力を使ってほしくないんじゃないかな、と思います。
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